新潟のダイビングスポット・・・親不知の海中トンネル
今回は前回の続きで、東京から糸魚川市にダイビング遊びに来た一行を親不知に案内した続き。
最初にお気に入りの「勇気の三角トンネル」を案内をしたら、流石に各地にダイビングトリップしている人達だから、ビビルことなく簡単にくぐったので拍子抜け。
水深3m弱だからまあ、こんなモンだ。
因みにこのトンネルは、スキューバだとタンクが引っかかって通り抜けられないくらい狭い。
トンネルをくぐり抜ける余裕の下野さん。
残念ながら当日は浅瀬は透明度はあったものの、5m沖くらいからプランクトンが多くて透明度がイマイチだった。
俺もトンネルを潜り抜ける瞬間をパチリ。
なんのと俺が勝手に「ラクダ岩」と呼んでいる、「勇気の三角トンネル」の沖合50mくらいの「投げ岩」と「赤岩」に案内した。
右が投げ岩、左が赤岩。
この二つの岩の名前は、大国主命が糸魚川にやって来た時に、在来の国津神と岩の投げ比べをした伝説に由来するらしい。
糸魚川市には古代(恐らく弥生時代後半~古墳時代前半)に出雲が奴奈川郷に攻めて来た伝承があり、こういった力比べの昔話が沢山残っている。
2つの岩は、間が中途半端な状態のコンクリート製の橋のような構造物で繋がっていて、その下が潜り抜けられるのだ。
コンクリートの橋?を間近に観たところ。
橋の東側は、コンクリートの欠損した部分の骨材が露出して、ゴツゴツした岩のようで冒険心がくすぐられる。
トンネルは最深部で11mあるが、幅が約4mくらいあって狭くないし、橋の下がすぐに海面なので潜るのはそれほど怖くない。
潜るのは簡単だけど、周辺の岩場には牡蠣が折り重なっており、深さも10m前後の海底に大きな岩が点在しているから面白いポイントだ。
女の子でもご覧の通り楽々潜り抜けられて、プチ冒険が愉しめるポイント。
ちょっとした勇気と判断力がいるところが海中トンネルのいいところ。
トンネルの天井には溜まった空気が揺れていて綺麗。
こんな幻想的な光景が海中トンネルの面白味だ。
暗いトンネルをくぐると明りが見えてくる・・・これがトンネルくぐりの醍醐味で、ワクワクする瞬間だ。
死の匂いがする異界から生還する喜び、プチ冒険が終わる安堵感で思わずニッコリする。
ダイビングにも各人好みがあって、俺は断然岩場ポンイトが好きだ。
特に海中トンネルが好き。
「海のトリトン」ごっこだな。
こういう遊びは単独では躊躇するけど、潜りの得意な仲間がいると心強い。
俺のイチオシの岩場ポイントが隣の上越市と柏崎市の間の米山周辺に点在するので、案内したかったが台風が来てキャンセル。
宿泊は、米山中腹にあるキャンプ場のコテージでの2泊3日。
頼めば海の観える絶景で、ドラム缶風呂が愉しめるそうだ。
値段もドラム缶一つで500円というビックリ価格!
夜はお約束のバーベキュー。
フランスワインがウマかったが、大学生グループが夜中まで大騒ぎしていた。
個人個人はいい奴でも、グループになった途端にモラルがいい加減になる所が日本人の精神年齢が幼いところ。
だから俺はアウトドア好きだけど、キャンプ場でキャンプしたことが数える程しかない野宿派だ。
以前にブログに書いたが、笠島海水浴場西にある「牛ケ首」という岬をもっと探検したいもんだ。
投稿者プロフィール

-
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
最新の投稿
災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)2025年10月20日「自分にできること」・・・能登半島地震ボランティア
糸魚川自慢2025年10月19日大人になった気分デス・・・充電式ブロアーと「あさひ楼」のラーメン
ぬなかわヒスイ工房・ヒスイ2025年10月17日現代の勾玉のつくられ方・・・時代おくれのヒスイ職人の独り言
糸魚川自慢2025年10月13日縄文キッズ養成講座「丸木舟体験会」・・・糸魚川の浜言葉でオモテナシ