軽トラキャンピングカーを自作する(その2)・・・南京縛り

軽トラキャンピングカーのブルーシート(銀色ね)を外すと、ドームの正体が現れる。
ドームはホームセンターでも売っているポリカーボネード製波板(以下ポリカ)を曲げて作っているのである。

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そこまでは前回の通りだけど、トラックのロープフックの数と位置が少ないため、そのままでは高速道路を走る時にはちょっと不安だ。

だから俺は写真の様にステンレスの物干し竿を中間に入れて、ロープ固定の位置を倍に増やしている。

もっともこの補強は、高速道路使用時だけで、日常ではここまでしていない。

俺は長さ9尺(約2.7m)のポリカを使っているが、この長さだと軽トラのキャビンより小さなドームが作れて、風の抵抗を受けないのだ。

強度と防水性を考えて、重ねを十分に取ったために俺は5枚(1800円前後/枚)のポリカを使用した。

塩ビトタンだと安いけど、柔軟性と耐久性を考慮するとポリカがベスト。

人によっては6尺(約1.8m)のポリカを1枚とか2枚くらい使って、キャビンの後ろに荷物を入れるスペースだけを確保している人もいる。

頻繁に荷物の出し入れをする大工さんなどの職人さんならこの程度の小型で短いドームの方が荷物の出し入れが楽なのだ。

ポリカを曲げただけでは当然ながらドームが固定できないので、トラックロープで南京縛りして固定する。

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南京縛りが完璧じゃないとこの固定方法は危険だ。
指で弾いてビンビンと音がするくらいに絞めておくこと。

このロープワークが出来ると日常でもサバイバルでも大変に便利だ。

重量のある倒壊物を移動する時に滑車代りにしたり、簡易テントを建てる時には支柱やブルーシートを頑丈に張ることが出来るのだ。

現場仕事をする人なら当たり前に出来るので、習っておくことをお勧めする。

南京縛りが完璧に出来ない人は、ホームセンターで売っている長さが自由に調整できるラッシングベルトなどでしっかり固定しよう。

ラッシングベルトは、2本組で600円程度の安物でも十分に使える。

ロープ直径は、ポリカの凸凹に収まる6㎜がベストだ。

多くのポリカ雪除けはここまでの工夫。

でも俺のは強度面の工夫がしてあるのだ。

以下次号!

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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