巨大オムレツに誓った・・・海洋高校に喝!活!オムレツに勝つ!

糸魚川市には、県立海洋高校(旧能生水産高校)がある。

報道では、海洋高校の相撲部やダイビングなどの全国的な活躍が伝えられており、県内唯一の水産高校とのことで他県や市外からの入校希望者もいるとも聞く。

ところがだ・・・市内在住の登山家の青田浩さんから紹介された、海洋高校のM先生から意外な相談を寄せられたのは昨年暮れのこと。

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海洋高校のM先生と会食!

二年前は、上越市の総合技術高校(かっての高田工業高校)の、やはりM先生からコンクリートカヌーの設計・施工の相談を求められて交流していたが、新潟の高校には熱心な先生がいるもんだ。

M先生によると海洋高校への入学者は年々減少傾向にあり、現在は一学年に3クラスにまで減っているとのことだ。

このままでは伝統ある海洋高校が消滅してしまう・・・M先生はそのことに非常に強い危機感を持っており、なんとか海洋高校ここに在り!と内外に示したいと目を付けたのが、海の高校らしくシーカヤックの活用だ。

将来的には高校生たちにシーカヤックやカッターでの、糸魚川市~佐渡の海峡を横断させたいとの夢を聞かせて貰った。

彼らは昨年に能生~筒石間の11キロ程度の片道航海も成功させているとの事。

結構なことだが・・・糸魚川市~佐渡までは最短距離で100キロもあり、時速5キロで漕いでも20時間はかかるので、アスリートクラスでもなければ実現は前途多難と・・・と一緒に飯を食いながら俺は答えた。

20時間の航海ともなれば夜間も海の上であることは必定で、漕ぎ手の交代も必要になるだろうが、日本海にだって大きくて危険なサメは稀にいる。

20年ほど前にはシーカヤックで佐渡~柏崎間の横断をしたグループが、昼にも関わらずシャークアタック・・・つまりサメに船体を齧られて1隻が沈没した事件もあるのだ。

その時には全長4mのシーカヤックよりでかいサメが突然噛り付いてきたとも聞いているが、その一週間前に俺もウインドサ-フィンで同じ航路を横断していた。

俺たちは無邪気にも、昼休憩の時には海況の真ん中で海に潜ったり泳いだりしていたのに、暢気なもんである。

しかし夜間の航海は危険度が高くなる。

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M先生から連れて行って貰ったのが、上越市の七福食堂。名物がオムライスの大盛りとのことであったので注文したら、総重量2キロの巨大なオムライスが出てきた!ご飯だけで三合あるらしい・・・
俺は「メシは残すな!」を座右の銘とする男。
食った!吐くほど食った!舐めんなよう!と意地になって食った!!!

俺はその代替案として、例えば親不知・子不知間の15キロ航海や、日本海縄文カヌープロジェクトが保有する縄文カヌーや、友人の葦船野郎の石川仁を呼んで、小型葦船の手作り体験会なども提案した。

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葦船プロジェクトはこちら
http://kamuna.net/

その気になれば、波板トタンで簡単なカヌーを作ってミニ航海だってできる。

折よく、中村造船の社長から地元中学の某教諭も海を利用したイベントを企画したいという希望を持っているとの噂も聞いた。

面白くなってきた・・・中学校と海洋高校、そして市民団体の日本海縄文カヌープロジェクトが連携して、海で遊ぶのだ。

俺は食っても食っても一向に減らない目の前の巨大オムレツに誓った。

我は海の子也!海の遊びならひと肌脱いじゃるケン!と。

海洋高校に喝!活!!舐めんなよ巨大オムレツに勝つ!!!

とりあえず巨大オムレツには勝った!どうだ参ったか!!

2キロきっかり増えた体重は重かった・・・戦いに勝利した後は虚しいぜ。

今年の夏も忙しくなりそう・・・。

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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