海からみたトットコ岩・・・正面から見たら恐竜みたいだった
シーカヤックで能生方面に遠征。
能生の海の玄関は、ジオサイトの一つ、フォッサマグナの火山活動でできたという弁天岩である。
弁天岩の南側には白山神社(中世以前は奴奈川神社)があり、その後ろには禁足地の叢林が聳える。
弁天岩; 北緯37・108 東経137・990
恐らく縄文の昔から弁天岩と白山神社の叢林は信仰の対象になっていたのではと思わせる雰囲気がある。
今回は弁天岩から東に向かい、筒石漁港までのショートトリップ。
出航して1.5キロくらいでトットコ岩に出会う。
トットコとは糸魚川方言でニワトリのことである。
誰が観てもニワトリというよりヒヨコに見えるが、それは南側の陸上からの話し。
北側の海から見たらどう見えるのだろう?
トットコ岩の付近は浅瀬で暗礁だらけなので、スクリューのある船は近づくと危険。
喫水の浅い手漕ぎの小型船なら近寄れるので、シーカヤックはうってつけだ。
透明な海面から暗礁がクッキリ見えるので、空を飛んでる感じがした。
北西から近づくと、首長竜が鎌首を持ち上げてこっちを見ているみたいでちょっと不気味な感じ。
トットコ岩;北緯37・109 東経138・000
東から観た横顔。
南東からからは下唇が出っ張って見えて、ドナルドダックを連想した。
トットコ岩から東に向かうと岩場がなくなって、サーフィンポイントで有名な百川、籐崎の砂浜が続くが、延々と風景が変わらないのでシーカヤックでは面白くない。
腰と尻がが痛くなって・・・つまり退屈してやっと筒石漁港。
漁港手前1キロほどから、風にのって祭り囃子が聞こえてみた。
漁港を見下ろす高台の神社で祭りをしているらしい。
このさらに東に昔の筒石漁港が残っていて、風情があって好きな場所。
しかし再び暗礁が続くので危険な海域だ。
今は遊漁船が何隻かあるだけの古い筒石漁港。
素潜りすると岩と海藻、魚がワンサカいて、まるで竜宮城だ。
今回は筒石から弁天岩までの往復14キロ・約3時間のミニ航海。
行きは上り潮(北から南へ向かう潮)で時間がかかったが、帰りは楽勝。
翌日は名立漁港で浜祭りをしていた・・・大漁旗を見ると血が騒ぐ。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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