「海のヒスイロード」…停滞するほど想い出深くなるノダ。
台風並みの暴風雨で秋田県本荘市に停滞中。
横殴りの雨だから、テントの中もジツトリと濡れてきたし、寝袋も濡れているので体温で乾かすしかない状態だ。
風速20メートル位はある暴風雨で、半日でシーカヤックが半分程、砂に埋もれる有様。
テントの外では、食事を作る事も寛ぐ事もできないので、昼間は近くの温泉で過ごしている。
昨日は嬉しいプレゼントが二つあった。
買出しに出掛ける途中にサーフショップがあつたので、当面の天気情報を聞く事と、愛用しているウェットスーツのベストがボロボロになってきたので新調したかったのだ。
天気の事なら、今時の漁師より地元サーファーの方が的確で詳しい情報を聞く事が出来るという事を今回の海旅で何度か経験しているのだ。
立寄ったサーフショップは、Growthというお店で、オーナーの小林さんご夫婦が親身になって相談に乗ってくれた。
残念ながらベストの在庫が無いとの事で、近所の別のサーフショップrook side sorfの湯田さんに電話して貰ったら、湯田さんのお古のベストをプレゼントして頂ける事になった。
左がボロボロになって穴が開きかけてきた愛用のベストで、右がプレゼントして頂いたベスト。
お古といつてもまだ新品同様で、ボディグローブという老舗ブランド品。
ベストは雨降りや肌寒い時に重宝する。
これが一つ目のプレゼント。
二つ目のプレゼントは以下。
スマホの充電中に、知らない人からの不在着信が何回かあった。
電話してみたら、山形でキャンプしていた時に出会った秋田からのドライブ客の男性だった。
男性は、定年退職後に趣味が無くて困っているとの事で、私の海旅の話しに興味を持ったようだ。
彼はこのブログを読んで、私が本荘市の海水浴場でキャンプ中と知って、差入れをテントの中に入れて置いたとの事。
そう言えば彼は本荘市在住と言っていたが、名前も聞いて無かったので、電話で初めて鈴木さんという名前だと分かった。
夜になってテントに戻ると、米と弁当豚カツが置いてあつた。
米は鈴木さんが作ったらしい。
メッセージも名前も書いて無かったけど、暖かい餞別に感謝。
海旅も、天候が良くて順調な時は人と出会う事も少ないが、天候回復待ちで同じ所に連泊すると友達が出来るので満更でもないのである。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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差し入れのお礼電話をいただき恐縮しております、山田さんが命がけで生きている姿に感動いたしました、私のこれからの人生に参考にさせていただきます、航海の無事を心から祈っております。