北斗七星漆彩色石笛誕生!・・・地味でもいいぢゃないか

色合が地味で人気がないタイプのヒスイ・・・何を作ろうか?

机の上に置いたまま眺めてはアイデアを練っていたら、三年が経ってしまった。

そして閃いた!

色が地味でも結晶が緻密でヒビもない、そして研磨すると透明感が出そうだから・・・もしかしたら???

星座を描けば面白いかも!

地味なヒスイでも、浅黄の夜空に北斗七星が浮かび上がった!

浪曲や講談には「浅黄に銀の一つ紋」という文句がよく出てくるが、これは月が煌煌と夜空を照らしている情景。

浅黄色は水色のことだけど、昔の人はロマンチックな表現をするもんだ。

北斗七星の部分は、窪ませて福井産の赤漆を塗った。

正体は石笛・・・ちゃんとプロの演奏家のライブに使えるレベルになっております。

こりゃ面白い・・・誰もやっていないヒスイ製品が誕生した。

次なるアイデア・・・宮沢賢治の「星めぐりの歌」に出てくる星座の連作に挑戦しますよう。

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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