「ビッグイシュー日本版」に載ります
Uターン帰郷してから個人的に糸魚川の魅力を発信している。
日本海縄文カヌープロジェクトという、縄文時代に糸魚川ヒスイが青森まで運ばれた海上ルート検証の活動を主体にして
①「縄文時間 http://nunakawa.jp/」という私設ホームページ
②このブログ「縄文人(見習い)の糸魚川発!」
③そして「ぬなかわヒスイ工房 http://nunakawa.ocnk.net/」
④フェイスブック
以上四つを使っての情報発信である。
たまにテレビや雑誌、新聞に取り上げて貰う事があり、今回は「ビッグイシュー日本版」の取材があった。
事前にバックバンバーが二十冊ほども届いた・・・「ナショナル・ジオグラフィック」を産んだイギリス発の雑誌らしく、実に丁寧な仕事なのだ。
この雑誌は、都会の繁華街でホームレスが街頭販売しているので、読んだ事はなくても売っているのを見た事のある人は多いと思う。
イギリスで始まったホームレス自立支援の雑誌で、ホームレスが仕入れ値140円で購入して定価300円で街頭販売するシステムになっている。
一冊売れば160円の収入になるのだ。
私も首都圏にいた頃、たまに買っていたが、エンターテーメンから時事ネタ、社会問題などを取り上げた硬派で読み応えのある雑誌。
イメージ的には、広告のない「アエラ」のような総合雑誌というべきか。
9月1日号に私の記事が載るらしいのだけど、信じられない事に私ごときの取材で編集長も入れて三人も来てくれた。
紙媒体マスメディアの取材は、通常は記者兼カメラマンが一人というのが一般的だろうに畏れ多い事。
ビッグイシュー編集部の面々を長者ケ原遺跡に案内した。しぜ~んに笑ってえ、と注文したらこのポーズを取ってくれたのは流石に大阪人・・・取材を受けて初めて知ったのだけど、「ビッグイシュー日本版」は大阪で作られているのだ。
さて、この9月に糸魚川市で「縄文シティサミットinいといがわ」というのが開催される。
糸魚川市には国指定の縄文遺跡が二つもあるのだ。
しかし大方の予想通り、サミットという大仰な看板の割りには、有識者による講演とパネルディスカッションをして終わるらしい・・・毎度の事とは言え、ほとんどの市民は無関心でその開催を知ることもない・・・勿体なくないのかな?
行政は税金を使って仕事で情報発信しているのに、地元新聞がお付き合い程度に記事にしてくれてだけではないだろうか。
打上げ花火を上げなくても、地道な広報活動を続けていればマスコミだって放っておかないだろうに、と思う。
糸魚川市にはそれだけ魅力的な文化財があるのだ。
徒手空拳にして自腹で動いている私でさえ、大手雑誌に取り上げて貰えるのだ。
行政の動きが歯がゆい・・・。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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