ついに白ヒスイの撮影に光明が!

白ヒスイの写真撮影は難しい。

模様がないのでピントを合わせ難いし、ライティングが悪いとペタンと白一色に塗りつぶしたように映ってしまい、透明感が表現できていなかったりする。

これまで私が使っていたカメラはオートフォーカス機能しかない2万円以下の防水コンデジだったから無理もないと言えばそれまでだけど、せっかくの作品を出来るだけ美人に撮ってあげたいと四苦八苦していた。

白ヒスイの奥行がなんとなく表現できてきた大珠形の石笛写真。成否はライティングですな。因みに大珠とは縄文前期(六千~五千年前)に作られ始めた威信財・祭器である。シンメトリックに作ってしまうと面白味がない形状だし、縄文に匂いがしなくなるので作るのは意外に難しい。

 

そんな想いを抱いていたら、カメラ好きの友人である赤野自動車板金塗装の赤野隆造さんが中古一眼レフを格安で譲ってくれた。

彼の写真はフェイスブックなどで拡散して、今や雑誌や印刷物に使われていたりする知る人ぞ知る存在で、写真だけではなく車やパソコン方面でも色々と相談に乗って貰っている。

私はマニュアル大嫌い人間だから、簡単な説明を受けただけで手探りで使い始めた。

そしてついに・・・課題だった白ヒスイの質感が表現できた撮影に成功・・・といっても初心者レベルで満足できる範囲(笑)まだこの段階では右端の吹き孔付近のピントが甘い。小さな勾玉だとピントは合い易いが、大きな石笛だと全てにピントを合わせるのは不可能。それでも透明感などの質感や奥行はいい線いってる。

奥行を表現したいというのは、単に立体感という意味だけでなく、透明感あるヒスイ内部の奥行の事。

 

赤野さんが写真の師匠と仰ぐのが糸魚川市関連の観光写真を一手に依頼されている渡辺貴さんという有名なアマチュアカメラマンで、赤野さんに最近の私の写真が上達してきたと言っているらしい・・・ムハ~!

渡辺さんからも撮影技術をレクチャーして頂いても、絞りだのシャッター速度だのと高度過ぎてよく解らないのだが、よく一緒に山や海に行っては遊んで貰っている。

色んな分野で活躍する友達がいると人生は豊かになりますな。

愉しいではないか。

 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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