縄文人にとって特別だったイノシシ・・・お盆特別投稿(笑)
長野県で害獣駆除でイノシシを狩猟をしている女友達のMさんが、イノシシ肉の販売許可を取得した。
このたび上越市で自然食品をしている「八百屋の土田」でも販売できるようになり、好評のようだ。
ルックスややっている事から縄文女子に見られているM女子は、実は縄文時代に詳しくないのだけど、興味深々。
彼女のために縄文時代のイノシシについてのウンチクネタを披露したい。
左は狩猟犬らしい。奥は熊?
縄文時代は土偶が作られていたのだけど、その多くは人間とも動物ともつかない姿をしており、精霊などではないかとされている。
稀に動物そのもの土偶もあり、多くはイノシシである。
縄文時代はイノシシやシカ、ウサギなども食っていた筈だけど、何故か土偶はイノシシだけしか出土していない。
恐らく、鋭い牙を持ち勇猛で精強・多産・美味いと三拍子揃っているから縄文人にとって特別な獣であったからと推測されているが、毛皮も温かそうだから防寒着に活用されていたに違いない。
そして多くのイノシシ土偶には模様が線刻模様が施されており、その模様から子供のイノシシ(ウリボウ)であるらしい。
写真は青森県立郷土博物館のイノシシ土偶。
お盆のお供えのナスやキュウリにマッチ棒で脚を付けた馬に似ていないか?
お盆時期にイノシシ土偶を祭壇に飾って、先祖へのお供え、あるいはイノシシが沢山獲れるように祈っている縄文人の姿を想像すると楽しいではないか。
右がステゴザウルス・・・ではなく、狩猟の際に追い詰めた獲物に毛を逆立てて威嚇している犬と推測されているが、ステゴザウルス説も捨てがたい(笑)
左の白いのは、獲物に飛びかかる直前の身構えた犬かな?
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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