インドで3ウエーヘルメット発見!・・・頭上運搬について考える

頭上運搬とは、文字通り頭の上に荷物を載せて運搬する方法だ。

南インドの漁村にて

 

日本ではあまり見かけないが、かっては大原女(オオハラメ)が京の街に頭上に載せた花を売り歩いていた。

宮本常一の考察では、瀬戸内の急峻な地形地帯では近年まで頭上運搬がされており、アップダウンの激しい地形ゆえに頭上運搬が適しているらしいとの事。

ところが東南アジアやインドでは今でも日常風景。

インドの駅では頭上運搬するポーターさんがいる。道が凸凹している事もありカートが不便なんだろうか?カートを導入するより人件費の方が安いからか?

 

インドのチェンナイ(旧マドラス)で頭上運搬できるヘルメットを被っている女性を見つけてひっくり返った事がある。

インド中歩き回っても頭上運搬仕様ヘルメットはチェンナイのこのビル建設現場でしか確認できていないので、当該ゼネコンさんオリジナルの支給品かも知れない。一般的には竹製のザルに建築資材や廃材を載せて頭上運搬している。

左の男性は普通のヘルメットなので、頭上運搬仕様ヘルメットは、運搬作業員だけに支給されているのかも。

 

この女性達は黄色いサリーを着ている事から、頭部保護の他に頭上運搬、そしてカラーコーディネートする上でのお洒落グッズでもあるのですわ。

すなわち、3ウエーヘルメットという訳だ(笑)

まてよ・・・頭頂部の頭上運搬システムに水を入れればコップにもなりますな・・・緑に塗って水を入れればカッパのコスプレもできるぞ(笑)

とにかく多機能である事は間違いない!

 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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