量り売りの駄菓子屋さん・・・稲荷町

浅草の田原町から上野駅に向かう途中が稲荷町。

落語で「稲荷町」「稲荷町の師匠」と言えば、林家木久扇さんの師匠、林家彦六のことで、彦六は生涯稲荷町の長屋住まいだった。

この地域は江戸時代から芸人が多く住む街で、取り分け稲荷町は戦災を免れた戦前の建物が多く残り風情がある。


年末に、稲荷町で今時珍しい量り売りの駄菓子屋さんを発見した・・・上野駅まで徒歩10分の距離!

看板は加賀屋とあるので、ご先祖は石川県出身か。

柿の種もガラスケースに入ると高級そうに見えるが・・・・安い!

奥に声を掛けると、ニコニコと愛想はいいが無口な主らしき老婆が出てきた。


200gを袋に詰めてもらったが、これが美味い。


スーパーで売っているカリントウとは明らかに違う昔ながらの素朴な味。


雑菌の繁殖が・・・なんて野暮な人はスーパーで買えばいい。
雑菌も人の温もりも味わい。

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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