祝いめでたのペア勾玉・・・better haif勾玉
祝い目出度の若松様よ 若松様よ
枝も栄ゆりゃ葉もしゅげる
エーイーショウエ エーイショウエー
ショウエイ ショウエイ ションガネ
アレワイサソ エサソエー ショーンガネー
博多で祝いの席や祭りの時に唄われる「祝いめでた」の歌詞だが、生粋の新潟県人の私でもたまに口ずさむことがあるくらい粋でオメデタイ歌。
メデタイことがあったのだ。
お得意様から結婚祝いに、ペアになったBetter haif勾玉のご注文。
お客様から注文を受けたからメデタイというだけでなく、お得意様となると友達付き合いになる事が多く、心からご結婚おめでとう!という気持ちになるのだ。
外国人から「My better haif!」と奥さんを紹介された時に閃いたアイデアで、厚めに作った勾玉を半分に割って作ってあるのだが、遠距離恋愛カップルや結婚記念日の贈り物としてポツポツ注文を受けている。
今回は特別に気合の入るご注文で、奮発して緻密で発色のいいヒスイを使った。
一般的には4点~10点、多い人になると70点も同時に勾玉を作っているそうだが、私の場合は1点づつ作っている。
1点仕上げるだけでヘロヘロに消耗するし、大量生産するとモノ作りの喜びが失われて面白味を感じないのだ。
でもこのペア勾玉だけは2点同時進行で、同じ耐水ペーパーで研磨して仕上げていく。
カットする前・・・紐孔を開けてからカットするのもコダワリ・・・結構難しい仕事なのです。
離れ離れにになった直後・・・背中合わせだと淋しそうですな(笑)
そうでないとbetter haifと冠したのが嘘になる気がする。
お客様の人生の節目に関われるというのは職人冥利に尽きる。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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