キャンディみたいに舐めてみたい?・・・クリスタルボウル破片ピアス
熱海の「くりすた庵」さんに納品した、クリスタルボウル破片ピアスがあっと言う間に完売したとのことで、後から届いた破片で追加製作。
観る角度で色が変わるピンクや青のパールコートのや、オレンジ、赤茶色などなど、あんまり可愛いから創作意欲に火が付いて、さらに加工手間をかけてフェルトバフ仕上げまでしてしまった。
岩手県在住の女性アイヌシンガーのふっちゃんが「飴みたいでウマそう!」と褒めてくれたが、勾玉でも石笛でも口に入れてみたいと思われるのは私にとって最大の褒め言葉。
汚らしいと感じるものは口に入れてみたいと思わないからね。
自然に舐めたいと思われるアクセサリーは、彼我の関係を越えて同化したいという内なる欲求だから大事なことだと思う。
ピンクのパールコートタイプは、キラキラ光って桜貝のよう。
研磨するモノによって使用するフェルトバフの硬さや、研磨剤のダイアモンドペーストの相性があるので、最適な組合せを見つけるのも研磨の醍醐味。
3日もかけて完成したので利益は望むべくは無いのだけど、モノ作りを始めてしまうと「よりよいモノ」を無限に目指してしまう性分だから、勾玉や石笛と同様に完成は無いのだ。
紺色の破片は色合いと厚みがありすぎることもあり、ピアスに向かないという問題・・・ペンダントにして線刻してみた。
残念ながら破片の在庫が尽きかけているので、あと1~2回分の追加注文でオシマイ。
好評だから沢山作って多くの人に喜んでもらいたいのだけど、誰かがクリスタルボウルを割ってくれないと無理・・・( ´艸`)
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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