掌に馴染み、ずっと触っていたくなるモノ・・・糸魚川産の家具

立体造形であるヒスイ加工に置いては、掌の馴染みが肝要と思うのでありマス。
 
眼で観て「引っ掛かりがある」「ある箇所で止まる」造形物は、掌に持った際も馴染まないのであり、お客さんから「ずっと触っていたくなる!」「身に付けているのを忘れる!」と言われて初めて合格なのでありマス。
で、日頃から掌に馴染み、ずっと触っていたくなるモノを追求しているのでありますが、昨日は糸魚川産の家具で発見。
家具は、市内の建築店「匠」さんで作っているオーダー品。奥の別嬪さんが家具職人さん!
 
テーブルの端っこを撫でさすって飽きることなく、微妙なカーブに見惚れ、お見事の一言!
ずっとナデナデしていたくなる通販家具なんかないのであり、この違いが解りますかぁ!ドン!(机を叩く音)
 
先日、ぬなかわヒスイ工房に訪れたある作家さんから、幼児教育の一環として、子供の皮膚感覚を鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか?と質問されたが、掌に馴染みがあるモノに囲まれて暮らせばいいだけだ。
 
すなわち、人間本位に作られた手作りのモノ。
 
使うたびに撫でたくなる家具に囲まれた生活、私もやってみたいもんですな。

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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