スノーダンプ界のロールスロイス「クマ武」を買った
除雪ボランティアの要請があった時のためと、除雪の真っ最中にポリカ製スノーダンプが壊れた時のために、上越の友人に頼んでクマ武スノーダンプを買いに行ってもらった。
製造元の十日町市の山田屋商店さんは基本的に通販はしないのだが、タイミングよく上越市のコメリ浦川原店に納品した翌日だったのです。

大サイズ13,800円(税込)を購入。鋼製の吉鉄(ハギワラ工業)の大サイズなら9,000円くらいだそうだが、今期は生産終了で在庫払拭。

ハンドル部分の角度が立ち上がり気味で短めなクマ武は、横向きに持ち上げて雪塊に切れ目を入れやすくするデザイン意図があるような。

大・中・屋根用と3種類のサイズがあるが、すべて幅は同じで奥行きだけが違うのは、かたい雪に差し込む時の抵抗低減と量産向きにコストダウンを考慮した結果か?

開発者の経験や哲学が読み取れる製品デザインは、お主やるな!と感じるし、使ってみればやはり違う。
吉鉄(ハギワラ工業)の鋼製スノーダンプも同様で、使用者は口をそろえて使いやすいと絶賛する。
女性でも扱いやすい軽量コンパクトサイズのクマ武は、熱伝導率の低いステンレス製ゆえにパウダースノーはくっ付き易いが、そんな時は蝋を塗ればいいし、面倒なら潤滑スプレーを吹き付ければいい。

本体は一体プレス成型、部品は刃先とハンドルのみのシンプルなスノーダンプ
金属素材は壊れにくく壊れても修理できる。そして使用に耐えなくなった時はリサイクルゴミになるところが私好み。
プラスチック製除雪道具は壊れたら修理が利かない粗大ゴミになるし、使うたびにマイクロチップとかが飛散する訳で、あまり気分はよくないですからねぇ。
多少高価でも、使うたびに愛着が沸いて元は取れると思う。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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