氷ついた雪を崩すには、唐グワと根切りが活躍
氷点下でガチガチに固まった残雪と、舗装に張り付いた氷で歩行者がツルツル滑って危なっかしい。

金象スコップや平クワでさえ跳ね返してしまうので、土工用の分厚い「唐グワ」を薪割り式に打ち下ろしたら、面白いように大きなブロック状に割れていった。

唐グワ(トウグワ・現場ではトンガとも)には薄くて広いタイプと、厚くて狭いタイプがあり、前者はユーラシア大陸で広く農耕用に使われている。後者は土木工事で樹の根っこや小石が多い所を崩す時によく使われ、今回は後者使用。

舗装に張り付いた氷は、土工用の「根切り」をやや斜めにしてコツコツ落としたら、簡単にはがれてくれた。

横断歩道に氷が張りついて、歩行者が恐る恐る歩いていたので根切りでザクザクにしておいた。

こんな感じ・・・

根切りは長い棒の先端に厚い鋼鉄の刃が付いた根っこの切断用。
今年の雪は手ごわいが、明日から上越市へ除雪遠征でござる。
気温が緩み雪も湿ってきてはいると思うが、金象スコップ、クマ武のスノーダンプの他に、唐グワと根切りも持っていくことにした。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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