人道的な兵器などあるのか?・・・対人地雷とクラスター爆弾

「非人道的な核兵器」という言葉を聞くと、対人地雷やクラスター爆弾は人道的なのか?と言ってやりたくなる。

この世に人道的な兵器などあるのなら、教えて欲しい。
写真は観光ルートを外れたカンボジアの田舎道。
 
片足のない70歳くらいの老人は元兵士だったのか?
 
片足のない少女は不発弾を踏んだのか?
有事の際に海岸にばらまく戦術を採用していた自衛隊も、90年代までは両方とも保有していたが、もし使われていたら戦域は向こう数十年は海水浴も散歩もできない海岸線になっていたはず。
世界の金融機関の中で最もアメリカのクラスター爆弾製造メーカーに融資していたのは、三菱、住友、オリックス、第一生命などの日本の金融機関であったらしい。
 
イスラエル軍はレバノン侵攻で100万発のクラスター爆弾をばらまき、今もってその4割が不発弾として民間人の自由を阻害していて、それが本当の使用目的ではなかったか?
 
戦闘終結後にも足を吹き飛ばされる民間人・・・われわれが報道で目にするのは戦闘であって戦争ではない。戦争とは戦闘結果をもとに外交協議する場であり、戦闘と戦争は別次元なのだと教えてくれたのは、イラク戦争の取材時にバクダットで爆殺されたフリージャーナリストの橋田信介さんの著書。
余談だが、あの爆殺事件の前年、東南アジア旅行中の私は、橋田さんの親族からバンコクの橋田さんを訪ねれば意気投合して助手になるに違いないとバンコク行きを勧められていたのだが、マレーシアの海に魅了されてバンコク行きが叶わなかった。バンコクの橋田さんと会っていたら、私も運命を共にしていたかも知れない。
 
対人地雷やクラスター爆弾は、使用国が責任を持って不発弾を回収するべき。

 

 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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