絵本「憲法くん」・・・テレビで会えない芸人、松元ヒロ
かってはテレビで天気予報にパントマイムで当てぶりをする芸で爆笑させてくれた松元ヒロさんが、「テレビで会えない芸人」としてライブで大活躍していることを知って、Facebookで繋がることができた。

松元さんがテレビで会えないのは、マスメディアの自主規制スレスレの政治風刺をネタにしているからだ。永六輔、井上ひさし、立川談志らが絶賛したその芸は、憲法を擬人化した「憲法くん」という一人語り芸。

YouTube動画で「憲法くん」のライブの抜粋を視聴したら、憲法の前文をせつせつと朗読する松元さんの姿に感銘を受けたが、井上ひさしも「ヒロさんの朗読を聴いて、はじめて憲法の前文が韻を踏んだ美しい文章だと気付いた」と興奮して松元さんを称えたそうだ。
松元さんの故郷の鹿児島のテレビ局が制作したドキュメンタリー番組が評判となり、映画にもなったし絵本化もされた。

絵本も評判がよいとのことで、私の買った時点の「憲法くん」は、なんと12刷版のロングセラーになっていた。お子さんやお孫さんに買ってあげてください!買うならオンラインショップではなく、地元の本屋さんにお金を落としてあげてください!講談社の絵本「憲法くん」税抜たったの1400円也!

ライブでは元総理たちのモノマネをして、「アメリカ大好きなくせに、アメリカから押し付けられたから改憲しようっておかしくないですか?」と笑いをとった後に、「理想と現実がちがっていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。」と訴える憲法くん。

生前の談志師匠は、「芸人てものはお客さんが言いたくても言えないことを代弁するもんで、今の日本で芸人といえるのはヒロ、お前だけだ」と評価した。
一家に一冊、絵本「憲法くん」を買って、子供たちと戦争と平和、憲法について語りあってはどうだろうか。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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