勾玉キーホルダー金具の補修・・・焼き入れ・焼きもどし

地元の人が土産物屋で買った勾玉のキーホルダーの金具が壊れたとの補修依頼。
最初はバチカンという華奢な金具であったらしいので、ステンレスの針金で自作。
 
針金そのままでは弱いので、大まかに成形してからバーナーで赤く焼いてから水で急冷する「焼き入れ」をして硬くする。そのままでは脆いので、再びバーナーで焼いて空冷して靭性を復活させる「焼きもどし」をして、成形の微調整。
 
黒い煤をスポンジヤスリで磨いて取付け完了。指でひっぱったくらいではびくともせず合格!
 
この技術は「平成の大首飾り」で。線径5㎜もある銅線で耳環を作る必要があり、ネット検索で自得した。簡単に書いているけど、ジャスト寸法・形にするのに4回も作りなおしているのですぞ。これがプロの仕事( ´艸`)
 
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です