邪馬台国の勾玉の謎・・・勾玉探偵
勾玉探偵のおどろき!
佐賀県埋蔵文化財センターに勾玉のことを問合せたら、邪馬台国の拠点?と取り沙汰される「吉野ケ里遺跡」から、たった1点の勾玉しか出土していないと聞いて驚いた。

どんな勾玉か知りたければ、誰でも無料使用できる画像サービスがあると教えられたのがこの写真。
①石針で片側穿孔している②良質なヒスイ③頭部に一条の刻みがある特徴は、縄文勾玉の系譜にある弥生前期の北部九州の勾玉のようだ。時期的には納得できる勾玉であるものの、邪馬台国の拠点であったなら、もっと沢山の勾玉が出土してもよさそう。
そこで「最初は吉野ケ里遺跡にあったが畿内に遷都した説」に乗っかって、遷都でお宝も畿内に移した?という疑問が湧く。それならば畿内に類型の勾玉がたくさんあるはずで、奈良の橿原考古館に行って確認せねばならん。
「吉野ケ里遺跡は朝鮮交易の出先機関・畿内は行政庁説」にもこの図式が当てはまるりそうだけど、それにしても1点しか出土していないとはどういうこと?深掘りするほど謎がでてきますですなぁ。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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