手強しサヌカイト・・・サヌカイトの縄文テイストの石笛と勾玉をつくってみた
今月末に淡路島の縄文イベントに呼ばれているので、ご当地で打製石器につかわれていたサヌカイト(古銅輝石安山岩)の作品をつくり溜めている。
珪質化(ガラス化)した石質はデリケートで研磨傷が残りやすく、磨製作品には難しい石材だ。
その反面、ヒスイよりモース硬度は高くても頑丈さ(タフネス)は低いので線刻は楽だし、黒地だから目立ってよろしい。

黒光りした勾玉もシックでいいのだが、高画質の写真撮影だと微細な古銅輝石?のツブツブがホコリのように見えてしまい、写真映えがしない難点もあるから対面販売限定品ですな。
メノウもふくめて珪質化した石材は手研磨より二段階くらいにわけてバレル研磨をした方が効率がいいのだが、手研磨で仕上げる流儀だから更なる工夫が必要。

旧石器時代の石に詳しい人に見せたら、サヌカイトも艶ピカにできるんだ!?と驚いていた・・・プロですからぁw
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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