無秩序な化石探しに物申す!・・・「石のまち糸魚川」が生んだ問題

糸魚川の海岸で化石を探すのだと、ハンマーで石を割っている人がたまにいる。長野の人が多いようだ。
安山岩や花崗岩、蛇紋岩といった変成岩を割っても化石がでることはないし、破片が飛び散ったり、鋭い角ができる危険な行為ですヨと注意してはいるが・・・。
 
「石のまち糸魚川」人気が独り歩きしているのだが、所有欲を満たすためにモノを破壊することに心の痛みを感じない感受性に憤りを感じるし、これは立派な環境破壊だ。
 
モノの希少価値に焦点を当てたPRも考えなおして欲しいもので、観光客に「糸魚川でヒスイや化石をタダでゲット!」と認識されては片手落ちだ。だからこそモノからモノガタリへ!その点、ロックバランシングはいい。
 
あれしちゃ駄目、これしちゃ駄目と、野暮な注意看板が海岸に並ぶ日が来るかも知れない。
 
数年前にフォッサマグナミュージアムの受付で注意喚起してください割られた石をもって行ったことがあったが、何も動きはなかった。
 
長野のローカル新聞やテレビで問題提起してもらうのが効果があるのではないだろうか?動いてみっか。
 
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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