勾玉を太陽に透かしてみれば・・・光の当て方、視点をかえて観る
ヒスイ勾玉を逆光に透かすと別の顔が浮かび上がる。
だからヒスイは二度たのしんでくださいとお客さんに説明しているが、ブドウもまた然りで透けてみえたら食べごろ。

素人園芸の哀しさで、房ごと採ると甘い粒すっぱい粒とバラバラ。それでも最近は甘くなってきたな。
ヒトもまた逆光で別の顔が浮かびあがります・・・耳たぶと掌くらいしか透けないけどw
BSで放映中のドラマ「赤毛のアン」やアニメ「攻殻機動隊」なんかも、内面を物語らせる場面で逆光シーンが多用されているが、光りの当て方で印象はかわり、視点をかえると印象がかわる。
ヒスイ作品の写真撮影は難しいな。
説明的な写真を撮ると犯罪者の記録写真みたいになり、ヒスイがかわいそうだ。
縄文土器を自然光だけの手持ちカメラで撮って、世の中をあっといわせた岡本太郎なら、ヒスイをどう撮るか?
順光でも内部が透けてみえるような、芭蕉の俳句のように奥行きを感じる商品撮影をしたいもんだが・・・。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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