男時と女時・・・不要不急の国家プロジェクトよりインフラ整備

オリンピックや万博など、スクラップ&ビルドの国家イベントをやりたがる人は橋の下など見たことないだろうな。
少子高齢化は将来的な国家財政の縮小を意味するが、それでもコンクリート構造物の設計上の耐用年数は50年だから、既存の新幹線も高速道路は否が応でも橋梁の架け替えは必要だ。
 
東京オリンピックの建築特需は資材費が高騰して建築業者も東京に集中したから、熊本地震や水害の常総の被災地の復興が遅れたし、高騰した建築費は被災者を圧迫した。
 
橋台や橋脚がヒビ割れしただけなら心配ないが、ヒビから茶色い水がでていたら設計強度は期待できない。もちろん数年に一度の点検は義務化されいる。
 
世阿弥さんのことばを借りれば、高度成長期は男時(おどき)でオリンピックや万博で経済はまわる。
 
しかし現在は経済も国力も停滞・衰退の女時(めどき)だから、不要不急の国家プロジェクトは財政を圧迫する。相次ぐ自然災害や人口減少に備えたシステムつくり、インフラの整備・整理する時期ではないだろうか。
 
クロネコヤマトさんも「2025年問題」に備えて、6月から宅急便の最短お届け日時を変更したよ。
 
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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