重量物は下に・棚は間柱に固定の耐震補強DIY・・・震度7を想定して圧死と脱出経路を確保
元日の地震で、組み立て時のボルト締めが甘いスチールラックは凶器になり得るし、ましてや壁に固定してないと圧死の恐れがあると学んだので、危険個所の耐震補強を続けている。
震度5で書斎の2台の本棚は倒れて大量の書籍が散乱したし、ガレージのスチールラックの最上段に保管してあったタイヤは転げ落ちて勝手口を塞いだ。

地震直後の本棚の図。倒れた最大の原因は、隣の既製品本棚が倒れていなかったので、組立時のボルトの締め付けがいい加減であったことだと思う。ボルトの締め付けが甘いのでスチールラックが歪んでいる。
地震二日後にホームセンターに行ってみたら、耐震用品は売り切れ。みんな考えることは同じ。しかし糸魚川沖の活断層の本震は震度7と想定されているから、突っ張り棒方式の耐震補強具で大丈夫なのか?

熟考の結果、本棚は自作フレームを間柱とスチールにビス止めして、重い画集や資料は下段、文庫本サイズは分類ごとに半透明のプラケースに入れて収納してみた。

今までは文庫本が棚の前後に並んでいたので奥の本が探しにくかったが、プラケースの外側からタイトルが見えるようにして、本を探すときはプラケースごと引き出すアイデア。もちろん壁に固定する前にはラックの水平と垂直を確認しつつインパクトレンチでボルト締め。

こちらの棚は倒れなかったが、上部にDIYした木の箱を載せて間柱に固定しておいた。本棚の右に飛び出ているのは間柱にビス止めするため。

ガレージ奥の造り付棚の不用品を整理して、中段をタイヤ置き場にしたので、少なくとも凶器になることはないだろう。味噌樽や漬物樽は、お袋が動かしやすいようにキャスターを付けた台に乗せ、最下段の奥へ収納。
震度7だと立っていられないそうだから、我が家は全壊とはいわないまでも半壊の恐れはある。万全とはいえないが圧死や屋外脱出の時間を稼げればいいのだ。ちなみに震度の等級で最高が震度7。
母よ、いつか役立つかも?と、壊れモノや段ボール箱、発泡スチロールの箱を保管するのも大事だけど、イノチの方が大事とオラは鬼になったw
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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