休耕田のススキに大鎌で挑む!・・・信州の大鎌を特注
地区の人から休耕田を埋めつくすススキを刈ってほしいと頼まれ、参考に「現代農業」のバックナンバーを取り寄せたら、刈払い機(草刈り機)をつかわずに信州特産の大鎌で畦畔の人力除草をする草刈り名人が紹介されていた。大鎌除草は健康にいい・環境にもやさしい・楽しいといいことづくめだとか。
興味をもってYouTubeを検索したら、「現代農業」で紹介されていた草刈り名人の中川原さんの動画を発見!
研ぎ方&振り方のコツ! 中川原さんの大鎌草刈り②
サクサクと草が刈られていく音が心地よくオラも「草刈りエクササイズ」やってみたいと、「現代農業」で紹介されていた信濃町の「小林与一商店」に相談した。
オラの特注した大鎌は柄の長さは、175センチの身長にあわせて150センチ。「小林与一商店」さんには店舗のない卸売業者。事務所の奥は鍛冶屋がつくった鎌に柄をすげる工房になっている。
信州の鎌は柄から急角度に鎌が寝ているので腰をかがまなくてよく、刃先から根本まで緩いカーブになっているから力まかせに振り回さず、リズミカルに刃先を滑らせるように横に薙いでいくから疲れないそうだ。

柄からの角度があるために腰をかがまなくていいのネ。
名人は柔らかい草用の薄刃をつかっているが、硬いススキ用に中厚刃、身長にあわせて長めの柄を特注したら、ネット販売品の半額以下の安さで驚いた。
鋼の材質を聞いたら安来鋼「白紙」とのことだから、カミソリみたいによく切れる反面、刃こぼれしやすい硬い鋼なのでマメに研ぐ必要がありますナと刃物談義。鋼の材質を語り合える人は古武術研究家の甲野善紀先生以来だが、きっといい人に違いないw
ちなみに農家の友人が欲しがっていた西洋大鎌のことを聞いたら、平原で牧草を刈るための鎌なので、地形の複雑な田んぼの雑草刈りには信州鎌の方が向いていると仰ってましたぞ。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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