誰でもラップスティックで梱包名人!・・・「輪島漆器販売義援金プロジェクト」
ホームセンターのレジで梱包につかっている「ラップスティック」が便利そうなので聞いたら、売り場に案内してくれた。

スティックとラップのセットで800円ほどで、使いはじめたら宅急便の梱包作業が大幅に短縮されたし、むしろ楽しい作業になった。

100円ショップ「サイゼリア」にホームセンター品と互換性のある「ハンデイラップ」が売っていたので、漆器販売を希望する被災者にわたすようになった。
漆器の搬出・洗浄・梱包を被災者と一緒にやると「与えるヒトと受けとるヒト」の関係から、同じ目的をもつ仲間となっていくのが「輪島漆器販売義援金プロジェクト」の目指すところ。
埃をかぶっていた漆器を洗うと見違えるように綺麗になり、この輝きこそご先祖のメッセージだと思うのよ?と話すと、最初は面倒くさがっていた被災者の心境も変化してくる。汚れものを綺麗にする喜びに加え、先祖供養の要素もでてくるのである。これ大事。

10人前が入った箱入りの「二の膳」をどう梱包するか?ラップスティックを使わなかった時なら途方にくれていた。

ラップスティックのおかげで所要時間15分くらいで完成。箱ごと緩衝材で包めば120サイズで送れる。
乾拭きの後に同じ種類ごとに分類して、展示販売サポーターの希望個数をそろえ、梱包作業でハンデイラップの出番。緩衝材で包んだ漆器をハンデイラップでくるくると巻けば、あっという間にプロっぽい梱包ができるから、面白がってやってくれる。
この一連の作業でモノ(ゴミ)がご先祖からのモノガタリ(漆器)に変化していく体験をしてもらうことが重要なのだ。
梱包資材とハンデイラップ購入費用は、展示販売サポーターを名乗りでてくれた都内の女性専用ワーキングスペース「エアビジ」さんからの支援金を充てている。エアビジさんのホームページアドレスは下記
https://airbiz.kaze.com/
被災者にハンデイラップをわたす時は、「エアビジ」さんがどんな会社なのかを伝える。支援金や支援物資、義援金が誰からのものなのか?
顔の見える関係をつくるのも重要。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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