能登半島地震を宮本民俗学の視点からみる・・・輪島漆器義援金プロジェクト
昨夜に放送されたのNHK番組「100分de名著」の製作陣は、わたしと同じ着眼点で能登半島地震を捉えているようだ。

この手のテキスト本を短時間で読んで解ったと思うなよぅ!と批判的だったのだが、なんども読んだはずの「忘れられた日本人」を深掘りした教材になっていて驚いた。
「輪島漆器義援金プロジェクト」は、わたしが傾倒する宮本民俗学の視点からの発想だし、既存の災害復興支援に足りない部分だと思う。
物資支援や瓦礫撤去がボランティアの王道、主流だとすれば「輪島漆器販売義援金プロジェクト」は傍流もいいとこだから、これまでなかったボランティアと言われる。
主流から外れ、敢えて傍流でいることを宮本常一は師匠の渋沢敬三(渋沢栄一の孫・在野の民俗学者でありながら大蔵大臣や日銀総裁)から学んだが、わたしは宮本の著作と整体の師匠の野口裕之先生から学んだ。
再放送(金曜・午後3時5分より)もあるので多くの人に視聴してほしいし、特に能登半島地震の被災者に寄り添う気持ちのある人なら、テキストを読んで面白かったら岩波文庫の「忘れられた日本人」も読んでほしい。
もちろんネット通販でなく本屋で買ってほしい。拙宅の近所の「ブックスサカイ」に面白い選書コーナーがあるとSNSで紹介したら、わざわざ上越の友人が買いにいったそうだw
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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