防災トイレ問題を考える・・・能登半島地震ボランティア
防災用のトイレの選択肢が多すぎて、何を買えばいいのか?どれだけ備蓄すればいいのかわからず、結局は保留している人が多いと思う。

現在の糸魚川市のマンホールトイレは市役所前など限定的だから、ガス水道局と防災用品販売店に聞いてみた。
①まずやるべきは自宅周辺のマンホール、あるいは浄化槽が液状化などで浮き上がっていないかを目視確認!
②浮き上がってなければ、試しに便器にバケツの水を流してみて、異音や異臭なくスムーズに流れていけば使って差し支えないそうだ。

もしマンホールや浄化槽に損壊の疑いがあれば、この時から使い捨ての凝固剤(ビニール袋付き)の出番になる。
③安全な状態の公衆トイレや自宅の便器にビニール袋をかぶせて使用。
一回分で100~200円の単価で、100均にも売っており保存期間は10~15年。使用後のビニール袋は燃えるゴミに出してよし。ゴミ収集は来ないから、保管用にでかいビニール袋やペール缶は用意しておこう。
能登半島のように3ケ月以上も断水が続くのは特殊事例と割り切って、まずはひとりが一日に4回つかうとして家族分×1週間分を目安にしてはどうだろう?仮に一個150円として4人家族なら16,800円の試算になる。

段ボール箱などの簡易便器付きセットもあるが、凝固剤セットさえあればバケツでもゴミ箱で代用できる。
早瀬さんは携帯ウオシュレットが活躍したといっていたが、昔から売っているtotoの電池式の市況価格は8,000円くらい。

使い捨てタイプや、ペットボトルにつけるノズルタイプもあり、後者は100均でも売っていた。
西アジアや東南アジアをバックパック旅行した人なら、ペットボトルさえあれば困らないし、わたしはインド土産のトイレ専用の容器を飾っているけど、来客は用途を知らずにアラジンの魔法のランプみたい!素敵!と触っているw
当然ながらトイレットペーパーも必要となるが、わたしは防災用品にポンチョ式の雨具を推奨している。トイレ使用時に上からかければいいし、避難所やワンルームの仮設住宅で着替える時にプライバシー確保できるのだ。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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