糸魚川で初の漆器展示販売会・・・輪島漆器販売義援金プロジェクト
檀家寺の光徳寺さんが、地区集会のタイミングで糸魚川で初の展示販売を開催してくれた。

糸魚川・上越エリアも輪島漆器文化圏で蔵の漆器が捨てられてきたくらいだから、売上は期待せずに能登の窮状を知ってもらうことを第一目的として、見本を置いて注文してもらう方式にした。

予想に反して3人から注文がはいったし、かなりの募金もあつまった。阿弥陀様とご先祖のおかげ南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。
注文方式の展示販売の実証実験に成功した翌日、ある団体がこの方式がベストなイベントを企画してくれ、同じ日の夕方に別の人が、まさしくこの方法でなら販売の可能性があるという都内の有名店を紹介してくれた。ふは~!
通販の出張バージョンなのだが、同じ日に二件の申し出があったのも仏縁、能登の神々の計らいだろうか。

光徳寺は創建400年。能登の神社仏閣は軒並み損壊していて、高齢化に加えて氏子も門徒も被災したり散り散りになった。昔ばなしにでてくるような神社仏閣がなくなってしまうのか?
九州と名古屋で短期間のイベントで販売したいという申し出もあり、某仏教系ネットワークにもプレゼンしているのだが、この方式だと通販をするわたしの仕事は増えるが、展示販売サポーターが売れ残り在庫の心配をしなくていいから、ハードルが低くなりそうだ。
孤軍奮闘で通販の試行錯誤をしていた4月、展示販売の調整で神経を衰弱した5月、防災イベントで精も根も尽き果てた6月を経て、7月は「あらたな戦いのワンダーランド」が展開しそうだ。体がビクンと動くような不整脈と尋常ではない眠気も回復しつつある。
アントニオ猪木のプロレス流儀「風車の理論」を自戒にする。風に逆らわず、身をゆだね、ここ一番でチカラを発揮!吹けよ風、呼べよ嵐!かかってきなさい!
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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Unknown
筒石の舟屋の投稿をたまたま見つけ拝見しました。
知らない糸魚川の情報があり楽しく拝見させていただきました。
私も糸魚川で生まれ育ち、18歳の進学を機に関東へ出て、去年里帰りしようと思い、糸魚川に帰りましたが、いい仕事に巡り会えず一年たらずでまた関東へ出てしまいました。
私と同じように、故郷を愛し面白そうな事をしている投稿者様を見て、また糸魚川に帰りたくなってしまいました。😂
Unknown さんへ
わたしは長男なのでUターン帰郷組なのですが、キャリアを活かせる仕事とめぐりあわず、ヒスイ職人になりました。
地元になじむまで3年、溶け込むのに10年目くらいはかかりましたので頑張ってくださいな。