「遮熱シート」と「遮光メッシュシート」はちがう!・・・被災者の夏

6月中旬の段階で室温40℃超えの仮設住宅の室温をさげる工夫の空き缶クーラーの検証実験とあわせて、屋根の遮熱シートも試してみる。
 
シートメーカー数社に問合わせて、遮光を目的とした「遮光メッシュシート」と、遮熱を目的とした「遮熱シート」があり、それぞれ耐用年数は5年が目安になっていて、夏限定使用だと10年くらいは使われているようだ。
 
ホームセンターで売っている黒いメッシュシートは、遮光することで熱気を減らす「遮光メッシュシート」で、こちらはカーポートやビニールハウスなど透明な屋根材に向いている。
光率70%と銘打ったホームセンターで買った遮光メッシュシートは、熱を吸収しやすい黒でもそれなりに涼しくなり、西日がもろに当たる台所前のカーポートに被せるとだいぶちがう。
 
農業資材だとより遮熱効果が高い白・銀もラインナップされていて、珠洲でビニールハウスに暮らす畠田さんのところでは、㈱ダイヤテックスの「ふわふわ」という白いメッシュシートをかけることで室内温度を5℃くらい下げることに成功している。
 
光を通す必要のない金属屋根には「遮熱シート」の方が向いていていると思う。
比較的に安く、端にハトメ加工してある荻原工業㈱の「スノーテックス」を購入。2・7×3.6mサイズで4,000円ほど。
 
素材はブルーシートと同じポリエチレン製だが、光を乱反射させる加工により遮熱効果を高めていて期待できそうだ。
見た目は#3000クラスの白いブルーシートといった印象。
 
4人用の仮設住宅の屋根サイズで試算してもらったら2万円ちょっとくらいだから、空き缶をあつめる苦労を考えたら安いか?
 
雨で寒いくらいの気候がつづいているので、実験はしばらくできないけど。
 
 
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です