能登の神様からのご褒美・・・ヒスイ加工を再開

仕事を再開してからの二週間は四苦八苦。長期休養していた運動選手がトレーニングを再開した時の感じ。
ちょっと間を置いて再再開したら、今までできなかったことが楽々できるようになって驚いている。
再開後初の石笛つくりは石肌の風合いにあわせて、しっとりした半艶仕上げ。
以前は300番代の耐水ペーパーでは研磨傷がでるので、600番代で光沢をだし、1200番、2000番と番手をあげて研磨していたのだが、最初の300番代だけで研磨傷が消えて出土品のような風合いに仕上がった理由がわからない。
 
なにがが変わったのは確かだから、ボランティアに専念したことへの能登の神様からのご褒美と思うことにした。理由よりどこに想いを繋げて感謝するかが大事だと思う。
カットの段階で気づいてはいたが、淡いミントグリーンと白が絶妙な美しさでも、比重が2.7とあってはヒスイではないモドキだ。黄色い透過光もモドキ特有。
 
ヒスイじゃなくたっていいじゃないの。
 
心が動いたモノとであったなら、素材は不問でオンリーワンという選び方も大事ですヨ。
 
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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