屋根の遮熱検証の暫定首位は遮熱シート・・・被災地の仮設住宅の室温をさげるDIY
現時点の工房の屋根の各種遮熱の検証結果は

右から遮熱シート、空き缶クーラー、無しの3種類

①ガルバリウム鋼板屋根の表面温度53.3℃

②空き缶クーラーの表面温度40.1℃(-13.2℃)

③遮熱シートの表面温度34.2℃(-19.1℃)
空き缶クーラーより遮熱シートの方が遮熱効果は高いし、仕事も早いのだが、その差がそのまま室温の差にはならないようだ。
夏の糸魚川にきた長野県の人は湿気がなくて涼しいと言うし、風通しのよさを求めてつくった工房に遊びに来た近所の人は涼しいというから、体感気温は湿気や風通しなどの要素が大きいことがわかってきた。
輪島の仮設住宅で遮熱シートの実証実験をさせてもらえることにはなったが、長屋になった一世帯分だけでは熱伝導の関係もあるから室温がさがらない可能性が高い。
日本のロケット工学の父と呼ばれる糸川英夫博士は、たび重なる打上げ失敗を成果と評価して次につなげる姿勢を崩さなかったそうだから、やってみるこった。失敗は成功の母!
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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