男たちの熱き戦いプロジェクトX!・・・能登の復興工事を担う現場作業員

輪島市郊外の地滑りした河川の法面(のりめん・斜面のこと)で、張り付くようにユンボが動いていて、あまりもの危険な作業に合掌した。
右上のハエがとまっているいかのような黄色いユンボに注目!
ユンボの後ろの黒いリールから二本のワイヤーが張られているではないか。
 
写真を拡大したら二本のワイヤーで吊って転落防止をして、川原からジグザグに登って道をつくっていることが判ったが、よほど腕と度胸のある重機オペレーターなのだろう。
後部の排土板をブレーキにして、崩した法面の土を後ろに移動して自重で転圧しつつ平らな地面を造成しているようだ。
 
おそらくモルタル吹き付けなどの「法面保護工」の準備工なのだろうが、早急に終えないと大雨のたびに土砂や樹木が河川に流れ出て水害を繰り返してしまう。
中央左上にユンボがいて、川原からアプローチしたことが見て取れる図
 
オペレーターは山形からきた鹿島建設の下請け業者であることが駐車してあったライトバンでわかったが、「この現場はあなたしかできません!」と名人を連れてきたのだろうか?オペレーター氏は「今度の現場は長くなるが、正月には帰ってくるよ」と家族に伝えて能登にやってきたものか?男たちの熱き戦いプロジェクトX!
 
今月の能登はあきらかに工事渋滞が増えたが、能登の復興にとってはいいこと。申し訳なさそうに赤旗をふって交通整理している誘導員にも、ありがとうございますと会釈しては通過している。
 
フォークヒーロー、建設現場従事者にエールを!
 
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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