犬とめぐる縄文遺跡とヌナカワ姫ツアー( ´艸`)・・・犬は縄文人のパートナー
ひょんなことから二日つづけて犬連れの来客を長者ヶ原遺跡に案内することなった。
昨日は秋田犬と雑種連れの北海道の夫婦で、二風谷でお世話になったアイヌの友人と昵懇の関係とわかった。

犬にとって竪穴住居の土間の湿気や感触が気持ちいいようで、ミネラル分を補給しているのか土を舐めていた。縄文遺跡は当たり前の風景みたいに犬が似合うネ。

縄文遺跡から複雑骨折した後に癒着した犬の骨が出土もしているので、縄文人は狩猟で大怪我でもした犬を見捨てずに面倒をみていたようだ。
弥生人は犬を食っていたようだが、縄文人にとって犬は家族のような存在だったのだろう。

外にでた~い!と「イボをつる」秋田犬w・・・「イボをつる」は糸魚川・上越地方で「機嫌を損ねる」「不貞腐れる」の方言デス。
かって二風谷のアイヌの友人が夢で神様から、悲しい想いで亡くなったヌナカワ姫の慰霊をしてあげなさいと伝えられ、わざわざ拙宅裏の「稚児ケ池」でカムイノミ(祈り)をしてくれた話をしたら、ぜひに連れて行ってくれと頼まれた。

奥さんはアイヌの友人から教わった神を招来するアイヌの唄をうたって、夕闇迫る「稚児ケ池」にアイヌ語が殷々と響いた。
しっとりといい感じだ。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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