稲刈り前の除草・・・自然農法四年目の秋
不耕起による自然農法の田んぼの四回目の稲刈りが近い。
なんとか稲穂が実ってくれた。
当然、有機肥料も除草剤も無し。
だから俺の田んぼは、篤農家がみたら怒られそうな雑草だらけ。
それでも稲は育ってくれている。
雑草は必要最小限の除草にとどめているが、毎年繁殖する雑草が変わるのが不思議。
今年は夜這い蔓がまるで芝生のように繁殖して稗も多かったが、去年まで繁殖していた沢瀉(オモダカ)とホタルイがまったく生えなかった。
暑かったから水分が少なかったのだろうと思う。
それに稗に混じってガマの穂までゲスト出演していた!
俺が栽培しているのは赤米だから、熟した稗と見分けが付くいので青い内に引っこ抜かないとやっかいなことになる。
でも久し振りに田んぼに行ったら赤くなった稗が沢山生えていて愕然とする。
また仕事が増えちまった。
稲刈り前に最後の除草だ。
稗混じりの赤米だって食えないもともないだろうが、除草しておかないと、刈り取った稲に背丈の高い稗が混じったりして、翌年の播種に稗が混じってしまうから余計に除草が大変になる。
稗は繁殖力と求肥力が強いから、稲が負けると聞いている。
家の田んぼは重粘土質の深い田んぼだから、耕さないと土が固くて稲の根が広がってくれないのが問題だ。分茎が少ないのもその為か?
やっぱ牡蠣殻や有機分の多い土を客土して、一回でも耕したほうがいいのかな?
地球温暖化、放射能汚染・・・あと何回稲刈りができるんだろう?
色んな想いが錯綜する除草作業であった。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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