「海のヒスイロード」…最上川河口で待機です。

最上川河口に到着。
連日、向かい風となる東風が吹いて、暫くは強風注意報が出ている程なので河口に停滞する事になりそうだ。

五月雨を 集めて流る 最上川

芭蕉が詠むと風流な最上川も、シーカヤックにとっては流速8キロ位であっと言う間に沖に流される難所である。
しかも風が沖に吹く出し風で、最上川を横断した対岸が酒田港。
大きな貨物船が出入りしているし、防波堤を超えても暫くは沖合を漕がなくては駄目なので、出し風だとマジで危険。

今日で4日目の待機だが、あと数日間は東の強風注意報は続くようだ。
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キャンプ地は、風を避けるために河口から少し離れた砂浜だか、それでも砂粒がビシバシ飛んでくるし、日陰もないのでテントの横に昼寝や炊事の為のシェルターを仮設。

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水を節約する為に、海水を真水で薄めてスパゲティを茹でたり、燃料も節約したいので炊事は焚火だ。
人里まで歩いて三十分くらいかかるから補給がままならないサバイバル遊びといった感じ。

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鍋は砂で汚れを落とし、海水で濯ぐ。

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毎日がこんな感じ。
今日は歩いて三十分位の所にあるという簡保の湯で骨休め。
一日中強い風に当たって砂まみれの生活が続いていると、気持が荒んでくる。

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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  1. cedar より:

    縄文様、はじめまして。ぬなかわヒスイ工房で作品…
    縄文様、はじめまして。ぬなかわヒスイ工房で作品を見るのを楽しみにしている者です。
    (気になるお品があったのですが、悩んでいるうちに縄文様は航海へ。)
    今から13年前の春、当時海員学校の学生だった私は航海訓練所の青雲丸で酒田港に入港しました。その時も悪天候で、一番最初の写真を見た時に一瞬でその時の自分にタイムスリップしたような気持ちになりました。
    気持ちがすさんでしまうことやご苦労も多いと思いますが、応援していますね!!
    そして無事に航海を終えられましたら、また素敵な作品を見せてくださいね!!

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