バリ島が糸魚川にもあった・・・グランフォンド糸魚川
今年で11回目の開催になる「グランフォンド糸魚川」は、海抜ゼロの海岸から500mの高低差のダウンヒルコースを120キロの距離で駆け抜けるサイクリングイベント。
毎年参加募集と同時に定員を超えてしまう人気イベントである。
事務局の小島さん(タツミサイクル社長)には、日本海縄文カヌープロジェクトの活動で色々お世話になっているので、私は恩返しのつもりでボランティア参加して4年目になる。
今年の私は、広報車に乗ってサイクリストに先駆けてコースを走りながら、大音量の音楽を鳴らしてクマ除けするという係(笑)
冗談抜きに人気のない山間地が大部分なのだ。
そこで観た風景・・・感動した。
地元の私でさえ初めて観る山間部の景観は、バリ島の棚田、雲南省の集落、ネパールの丘陵そのまま。写真だと迫力が半分も伝わらないのが残念。
標高500m近い所から日本海が見える。海だけが糸魚川の魅力じゃないぜ!と実感。
しかしそれ以上に、小雨が降る人気の無い山奥で、何時来るかも知れないサイクリスト達を立って待ち続ける道案内のボランティア達の姿に感動した。
手がかじかむほど寒かったが、3~4時間は立ち続けていたのではないだろうか。
自分達は雨に濡れて立っているのに、車に乗った私にでさえ、笑顔でご苦労様!と労ってくれた。
我が故郷の人々は、なんて素朴で実直な愛すべき人々なのだろう。
インドネシアにあってバリ島は日本人に人情や情緒が似ていると感じるのだが、糸魚川の人々だってバリニーズみたいに素朴で実直だと思った。
どこの市町村でも似たようなもんだろうが、糸魚川で開催されるイベントは、行政主催・主導だと税金の無駄遣いと批判されるようなショボイ内容が多い。
ところが民間主催だと、全国から人が集まる人気イベントが多いのだ。
この差はなんだろう?
いっその事、行政はヘタにイベントを主催するより、有意の民間人にその分の予算を使わせたほうが耐費用効果は上がるのじゃないだろうか?
と、何人かの人が言っていました!(笑)
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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