失われつつある正月の風景
クールジャパンやインバウンドと、最近は外国に日本の良さを知って貰おうという気運が高まってきている。
でもなあ・・・肝心の日本人が日本の文化や伝統を外国人に語れるのかな?
私の子供の頃からある正月飾り。
英語が堪能でも、日本の文化を語れる日本人がどれだけいるのか?
例えば年中行事の花形といえる正月。
初詣やお年玉の慣習は残っていても、門松や正月飾り、お節料理を作って歳神様を迎える準備をする家がどれだけ残っているのか?
糸魚川の伝統的なお節料理も残していきたいが、自宅でお節料理を作る家も少なくなってきているようだ。
私の子供の頃は正月二日には年始客が次々と訪ねてきて賑やかだったが、最近は嫁いだ姉家族以外は親戚も来なくなった。
次世代に節目の行事や慣習を継承していかないと、「かってはこんな行事があった」という過去形になってしまうし、なりつつある。
そこで今年の正月は友人家族を招いて、総勢十人で賑わった正月。笑う門には福来る!
レンジでチンしたモチをモチと言えるのか?モチを火鉢で焼いて、膨らんでいく様を目の当たりにしないとモチ体験とは言えないと思うのだ。
今時の子供でも、宝引きやカルタ遊びといった昔の遊びに歓声を挙げる。
こんな昔ながらの正月の風景に癒される。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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