神棚に似合う石笛

けんか祭りと同じ日の「人生の節目事件」の一連のテンヤワンヤが収束して、日常が戻りつつある。

連日早朝から深夜まで家の片づけ仕事が続いていたが、うまいことに時間に余裕が出来てきたタイミングを見計らったかのようにヒスイ仕事の注文が続いた。

誰か見てるのか?(笑)

麻紐仕立ての石笛。神道には麻が似合う。

 

そのひとつが占い師のお客様からのご注文で、毎朝、神棚に石笛を奏上したいとの事。

最近は何故か占い師や神道系のお客様が多いのだ。

で、ご神事に相応しく、麻紐を使ったデザインの石笛を仕立ててみた。

パステル調のミントグリーン地に茶色と赤紫の縞模様が入った珍しいヒスイで、一般的には使用されない原石だが、私の作風だとワイルドな感じが佳い。

紐孔や吹き孔の縁に当たる光が優しいとお褒め頂いたが、手を掛けてある部分を分かってくれるお客様の存在は有難い。こんなお客様の存在が宣伝広告費ゼロのぬなかわヒスイ工房を支えてくれている。

 

このアイデアは別のお客様の麻紐を使った勾玉の仕立て方をヒントにしたので、本人にお断りした上での事。

といっても元のデザインを大幅にアレンジして、オリジナルといっていいくらいのデザインにしているのが俺流でR!

同業者から私が考案したオリジナルデザインをパクられる事が多いので、無断でアイデアを拝借するという事だけはしたくない。

意匠登録さっれていないからといって、気軽に人のアイデアを盗む料簡が情けない・・・。

ともかく、ご注文頂いたお客様と意気投合して電話で1時間半も民族楽器や音楽、神道、縄文について語り合ってしまった。

近い内に糸魚川に遊びに来そうな雰囲気!

 

 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

神棚に似合う石笛”へ0件のコメント

  1. せんじゅ龍司 より:

    ありがとうございました!
    占い師の時の名前で失礼します!
    素晴らしい石笛をありがとうございました(^^)

    模様の荒々しさと相反する翡翠の柔らかさと、最低限の丁寧な磨きが翡翠の美しさをものすごく際立たせているので、6時にうちに届いてからずっと触ってて気がついたらこんな時間になってました(^^;;

    上手に演奏できるように頑張ります!

    糸魚川って距離はそんなに遠くなかったんですね!
    ちょっと行ってみたくなりました(^^)
    その際には是非お会いしていただきたく存じあげます!

  2. 縄文人(見習い) より:

    是非!
    使用したヒスイは、普通のヒスイさんは茶色い模様が入っているので勾玉が作れないからと無視するタイプの原石ですが、活かすも殺すもヒト次第だと思うのです。
    掌に馴染み、観て馴染むというのは私の拘り所。
    馴染むという事は違和感なく同化しているという事で、私の学ぶ整体協会の基本技でもあります。
    佳い、という感覚を共有できるお客様と出逢える事が最大のヨロコビ。
    是非とも遊びに来て下さいね!

  3. せんじゅ龍司 より:

    整体も
    整体もなさるんですね!
    私も人の体を触る時もあります(^^)
    占い師というより元々はマッサージからヒーリングに入って占いの方に移行してきたので。
    占いを始めたのも「病は気から、気は病から」と言い続けてきたことに端を発してます!
    なのでもうじきお店を出すにあたって看板は「占い、ヒーリング」になりますが、心と体両方の側面からアプローチするお店にしようと思ってます(^^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です