七回目の3.11・・・平成の宮沢賢治が来た
出版業界が不況と聞いて久しいが、日経小説大賞受賞作「女たちの審判」の著者の紺野夫妻が、はるばる山形から取材に来た。
3作目に「カヌー作りをするアウトドアマン」が登場するらしく、カヌーや野宿の実際をメインに、途中から脱線して縄文とヒスイ、いつの間にか私の生い立ちまで取材されてしまった(笑)
実物を見た人は誰もが驚くが、紺野夫妻も自作の丸木舟「明星丸」の大きさに驚いていた。
現代のカヌーの大きさや重さもチェック・・・下段のカヤックは「海のヒスイロード検証実験航海」に使った「縄文人(見習い)号
紺野さんは法務省キャリアから整体指導者に転身(転落ともいう)した整体協会の先輩で、紺野仲ヱ門という夫婦共著のペンネームを持つ小説家、俳句の宗匠、自給自足生活をする平成の宮沢賢治のような人。
山形の内陸部の人だから糸魚川の海の綺麗さにも驚いておられた。
艇庫のある能生町のシンボル「弁天岩」から糸魚川市街方面の展望
野宿ならこれを!と新潮文庫版ヘミングウエイの「二つの大きな心を持つ川」、カヌー旅ならこれをと、内田正洋さんの「シーカヤック教書」を参考文献に渡した。
整体流に「体を整えるように文章を整える」という紺野先輩の新作、売れてくれればと心から願う。
そう言えば最初の日本海縄文カヌープロジェクトを始めて丸木舟を作ったのは、3.11のすぐ後だった。
投稿者プロフィール

-
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
最新の投稿
災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)2025年10月20日「自分にできること」・・・能登半島地震ボランティア
糸魚川自慢2025年10月19日大人になった気分デス・・・充電式ブロアーと「あさひ楼」のラーメン
ぬなかわヒスイ工房・ヒスイ2025年10月17日現代の勾玉のつくられ方・・・時代おくれのヒスイ職人の独り言
糸魚川自慢2025年10月13日縄文キッズ養成講座「丸木舟体験会」・・・糸魚川の浜言葉でオモテナシ