迷い悩み抜くことが職人の誠意だと思う・・・大首飾りプロジェクト
大首飾り完成直前で予想外に難航しているのが飾り紐。
大きな勾玉7点と赤瑪瑙の八角玉に、直径1・5㎜の絹製三つ打ち紐が複数本づつ結ばれているのだけど、散々探しても絹製は8本組打の堅い紐しか入手できず、実物より結び目が大きくなってしまう。

生成り木綿の三つ打ち紐ならあるので、塩素脱色・酢で中和させて試すが、結び目がバッチリでも質感に満足できない。

何種類か取り寄せては試行錯誤したが、伊賀産の1㎜絹紐が本命・・・どうせなら伊勢松阪生まれの武四郎に因んだ伊勢の組紐を使いたいのだ
絹紐を蒸気に当てて温風乾燥することで少しは柔らかくすることに成功したが、結び目がでかすぎる。
納品までギリギリ一杯に悩む抜く覚悟を決めた。
同じ素材がなく代替品を使うのだから、悩み悩み抜くことが職人の誠意。

勾玉をバイス固定して口で紐の端を引っ張っても、キッチリ縛るには手が1本足りない。
武四郎さん、この仕事は二人以上でやったに違いない。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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