サラバ、グランフォンド糸魚川・・・有終の美
15年前に能生地区の自転車愛好者たちが面白がって始めた「グランフォンド糸魚川」が有終の美を飾った。
全国から集まったサイクリストも、今年は寒い雨模様で応募者の半分近くしか出場せず、途中リタイヤ多数というサバイバル状態!
千人規模の人気イベントに成長していたが、15年も続けば主催者やボランティアたちも高齢化して継続が難しくなってきたのだ。
少子高齢化社会で若手が少ないという面もあるだろうが、初期メンバーと想いを同じくする人材がそう簡単に集まる訳でもなく、人気イベントであっても寿命があるのですな。
面白いから始めた「遊び」だから自主独立と自由裁量の精神を重んじ、助成金無しの独立採算という潔さ。
多種多様なボランティア各自もハプニングや出会いを面白がった。
今後は糸魚川地域で組織化して継続と決まったようだが、行政の助成金を当てにした「地域振興」「観光客誘致」を目的としたイベントになるのではないだろうか・・・。
目的を持ってしまったら遊びの要素は減ってしまうと思うが、これが糸魚川地区と能生地区の気質の大きな違いで、私は糸魚川でありながら気質は能生の人に近い。
能生の兄貴分から「おまん糸魚川だそい、これから糸魚川でグランフォンドやらんならん!」とからかわれたが、私の中で「グランフォンド糸魚川」は終わった
愉しい想い出を有難う!サラバ!
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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