アルビタイトの魅力・・・ヒスイだけが糸魚川の石ぢゃないぜ!

ヒスイ加工を始めたばかりの頃に買った、コバルトブルーが発色した青ヒスイ原石で石笛を作ってみたら・・・。

結晶が粗くて色相も薄く、金属っぽい光沢が出たので、比重測定したら2.8しかなかった。

硬玉ヒスイとは別のアルビタイトですな。

製作途中で長らく放置していたが、付加価値を付けるために六芒星を線刻したらすぐ売れたので、手間賃は出て安堵。

フォッサマグナミュージアムができる以前の糸魚川では、アルビタイトやロディン岩も硬玉ヒスイとして売られていたらしいが、未だにヒスイ扱いで売る業者もいるということですな。

薄いコバルトブルーが魅力!

売った人は嘘をつくタイプではないので、知らないだけででしょう・・・原石購入される方は要注意。

しかし石笛としては硬玉ヒスイと遜色なく、枯渇問題もあるからアルビタイトと明記さえして販売すれば問題ないと思う。

硬玉ヒスイでなくても、アルビタイトのカルピスみたいな透明感と透光性は魅力だ。

石の市場価値だけでなく、特長を活かして魅力を引き出すのが私の仕事!

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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