ヒスイパウダーついに一般販売!
縄文研究の一環として、先史時代の画材の実験のために作り始めたヒスイ顔料を、これまでは画家の来客限定で小分けしていたが、銀座のカフェで売ったら大人気だったので、体裁を整えて個展会場でも販売することにした。
加工で研磨機の底に溜まったヒスイの粉を集めて、乳鉢で擂り潰し、フルイにかけて精製した顔料でござる。
メデユーム(固着材)にニカワを使えば日本画の岩絵具、アラビアゴムだと水彩絵の具、リンシードオイルだと油絵具、卵白だとテンペラ画になり、胡粉やアクリル系絵具に混ぜると、角度と光線の当たり具合によって結晶がキラキラ光るのですぞ。

エステシャンの方が、オイルマッサージだかで混ぜたら額のチャクラが開いた!と喜んでおられたけど、ヒスイの結晶を継続的に吸い込むと塵肺の危険も考えられ、美容目的で問題がおこった場合には自己責任でお願いしま~す( ´艸`)
寡作なのであまり採取できず、当面は対面販売限定品デス。
ありがたいことに、個展の前評判が高いらしく、入場制限が検討されているので、なるべくなら平日のご来場をお勧めします。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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