お客さんがボランティアスタッフになっていく「猫鼻の湯」は、煩悩を洗い流す功徳の湯。
昔のギャグ漫画の幽霊は、三角形をした額紙(または宝冠)がつきものだったが、私は未だかって額紙を見たことがない。

民俗学の本では、額紙の形状は卒塔婆と同じく尖った形状に魔物が憑りつけないための魔除けとあるが、今でも葬式で使うことがあるのでしょうか?と「猫鼻の湯」の清水和尚にお聞きしました。

「禅宗では三宝(さんぽう)といい、三宝とは聖徳太子の定めたお釈迦様、お経、僧侶を大事にしなさいという仏法僧の教えを象徴しているから三角なのであって・・・」と、図解入りで教えてくださったばかりか、数珠玉の数や除夜の鐘がなぜ百八つなのか?それは四苦八苦という言葉からきていて、と計算根拠まで教えてくださいました・・・一時間くらいみっちり( ´艸`)

和尚さんに会いたかったら夕方4時くらいまで。
妙齢女性が来るとたいへんにお喜びになり、時には糸魚川で仕入れたミャンマーヒスイの勾玉をプレゼントしておられるようでございます。
和尚さんが不在でも、なぜか常連さんが和尚さんの代わりに話し相手やお世話をしてくださいますので、初めてのおひとり様でも安心(笑)

お客さんが自然とボランティアスタッフになっていく不思議。「猫鼻の湯」は、煩悩を洗い流す功徳の湯。
清水和尚は名僧ですなぁ。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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