こんな時だからこそできる仕事・・・量産品として売るにはもったいないヒスイ

同業者が短冊形のストラップを作ろうとしていた原石が、あんまり綺麗なので買い取って作った超小型の勾玉。

コロナ不景気でヒスイ製品が売れないし、普通サイズの勾玉が作れない端材だから、誰でも買える値段の土産物にということらしいが、ストラップの市況価格は3,000円くらいなもの。
安い商品は大事にしてもらえないだろうし、3,000円で売るにしてはもったいない質のヒスイ。
手間暇かけた超小型の勾玉を作っても、いまは売れないかもしれない。でもいつか誰かが気に入って買ってくれる可能性に賭けたい。
注文仕事も少なくなっているので、「こんな時だからこそ」できることをコツコツやっている。
 
勾玉にしてから買い取った同業者に見せたら、あの原石がこんなになんの!?と驚いて、原石と交換して欲しいと言われてニンマリ。近江商人の「三方よし」というやつだ。
 
嬉しい申し入れだけど、これだけの質のヒスイ勾玉は参考品扱いで手元に置いておいておきたいヨ。
 
 
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投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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