松本弘鈴庵の古民具コレクションの秘仏・・・超小型の七福神

松本弘鈴庵の古民具コレクションの秘仏を拝見。

高さ3㎜ほどの超小型の仏像?と思いきや、よくよく観察すると籾殻を光背に見立てた2体は、左側が米俵に座っているので大黒天、右側が頭巾の形から恵比寿であるらしいと視認できた。
後ろから見た図。右の丸いものは付属の蓋
銀杏の殻を真似たらしい大きい方は七福神。前列に籾殻に入っている大黒天と恵比寿と同じものが並んでいるので、同一人物の作品であるのだろう。
それぞれ蓋が付いている。
 
カミソリのような薄くて鋭い刃物を使ったのだろうが、どんなに眼がよくても肉眼では作ることは無理ではないだろうか。
 
しかし北斎は箒で巨大な布袋を描いた直後に、米粒に二羽の雀を描いて驚かせたという逸話もあるので、名人上手にしか見えない世界があるのかも知れない。
 
ちなみに撮影はあかねちゃんの大学生の息子君で、カメラはマクロ撮影機能のあるファーウエイ製のスマホ。
 
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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