「戦火のなかの子供たち」に想いを寄せる・・・ロシアのウクライナ侵攻に想うこと
「母さんといっしょに / もえていった / ちいさなぼうや」

絵本作家いわさきちひろが、ベトナム戦争時に描いた異色の絵本「戦火のなかの子供たち」より。
「ウクライナへの人道支援・義援金はロシアへ宣戦布告です」といった旨の恫喝的なSNS投稿が拡散されているのだが、シェアした人は宣戦布告の定義を調べたのだろうか?戦火のなかのウクライナ人を前に、同じことを説明できるのか?
リアルタイムで多くの人が死んでいくのに、プロ野球の解説をするかのように楽しそうにシェアされているのも不気味だ。
こと戦争に関する安易な情報のシェアは、どちらか一方の情報戦に加担することになり兼ねないのだが、その自覚はあるのだろうか?
日本のマスコミは一方的なプロパガンダ情報ばかりと非難する意見も多いが、不確かな情報を誰でも気軽に拡散できるSNSこそ、その温床ではないか。
最初のパンデミックの時に拡散された、30度以上のお湯を飲めばウイルスは死滅できるといった類いの情報程度なら、「あの時はみんなが不安だったネ」と、笑い話で済む。
しかしリアルタイムの戦争の情報を目にしたら、時には保留しておくことや、慎重な態度をとること、自分で調べてみることも大事では?
私はただ「戦火のなかの子供たち」に想いを寄せる。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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