脱皮をくりかえし14年目にたどり着いた「あの感じ」・・・ぬなかわヒスイ工房リニューアル

坐骨神経痛の悪化は、ヒスイ加工の際に左股関節の一点で体重を支える偏った姿勢をとり続けていたことが根本的な原因と思われ、動けない間に改善策を考えつづけていた。
 
晴れに外で大工仕事をして、吹雪の時は作業机や収納棚の造作の繰り返しの1週間、無理のない姿勢で自然な流れの加工ができるレイアウトが完成した。
先達から指導を受けられる伝統工芸士とちがい、ゼロからスタートして何度も脱皮を繰り返し、加工歴14年目にして理想的に整った工房とすることができて感慨無量。
 
実は初心者のころから各分野の伝統工芸士やプロフェッショナルたちの仕事をYouTube動画で学び、モノつくりの「あの感じ」を目指し続けてきた。
 
職種はちがっても、仕事を評価されている人の仕事場に「あの感じ」は同じだ。座っているだけでドッシリと落ち着いた感じが心地よい。
 
まだ肚にチカラがもどってないので加工はできないが、肚の底から欲求がたかまってきた時が加工再開のタイミング。
 
まずは確定申告を終わらせることだ。
 
 
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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